ある日、会社の休憩室で、定年を迎える50代後半の先輩がこんなことを言っていました。
「退職金だけじゃ年金をもらうまで生活できないから、再雇用で残るよ。これからは給料もガクッと減るから、まあ“それなりの仕事”しかしないけどね〜(笑)」
自虐っぽく笑う先輩の姿を見た瞬間、猛烈な「虚しさ」と背中が凍りつくような恐怖が襲ってきました。
「これが、10数年後の自分の未来なのか…?」
自分で稼ぐスキルもなければ、新しく何かを始める気力もない、ただ会社にしがみついて残りの人生を惰性で生きていく。
この何気ない話に僕は決して他人事ではない猛烈な焦りを感じました。
「絶対に嫌だ。今動き出さないと、マジで同じ未来になる…!」
そう心から危機感を抱いたのが、僕が副業や投資を本気で学ぼうと決意した瞬間でした。
しかし、いざ「副業で稼ぐぞ!」と思っても、最初の頃は本を読んだり動画を見たりするだけで、何も行動できませんでした。
なぜなら、「自分が今、何にいくら使っていて、どれくらい自由な時間があるのか」というスタート地点(現在地)をまったく把握していなかったからです。
カーナビも現在地がわからないと目的地へのルートを示せないのと同じで、副業もまず自分の「時間・スキル・お金」の現在地を知ることが第一歩になります。
この記事では、特別なスキルのない40代会社員の僕が、副業でまず自力で月1万円を稼ぐために最初に行なった「自分自身の現状を数値で可視化する3つのステップ」を紹介したいと思います。
ノートとスマホを用意して、今日から一緒に手を動かしてみてください。
ステップ1:時間・スキル・お金の「現状棚卸しワーク」
副業で挫折する最大の原因は「気合い不足」ではありません。「自分のリソース(時間・お金・スキル)を勘違いしていること」です。まずは現状を泥臭く数字で書き出します。
① 時間の棚卸し(無駄な時間を1分単位で可視化する)
「仕事と家庭で忙しくて副業する時間なんてない」と思っていましたが、スマホのスクリーンタイムを開いて衝撃を受けました。
- 平日の自由時間:約2時間(帰宅後〜就寝前)
- 休日の自由時間:約4時間
無意識にショート動画やYouTubeをみていました・・
スマホアプリの履歴を数字で直視したことで、「時間がないのではなく、無駄な動画やテレビに時間を奪われていただけだ」とハッキリわかりました。
まずはスマホの「設定 > スクリーンタイム」を開き、自分が何に何分使っているか数字を確認してみてください。そこに、あなたが副業に使える「埋蔵時間」が隠れています。
こんな感じで週別のスマホを使っている時間帯や時間帯別でも見ることができ、詳細分析できます!

② スキルの棚卸し(小さすぎる得意を書き出す)
「自分には売れるスキルなんて何もない」と思う必要はありません。過去の仕事や趣味をメモに書き出してみましょう。
僕の場合、最初はこんなレベルでした。
- PCの基本操作ができる
- タイピングが人より少し早い
- 読書が好き
- メルカリで不用品を出品したことがある
- FXでドル円を取引して13pips取れたことがある(負けることも多いが…)
「人に教えられるプロ級のスキル」である必要はありません。「過去の自分より少しだけ詳しいこと」や「実際に体験したこと」があれば十分です。
③ お金の棚卸し(家計の固定費を徹底的に削る)
副業の軍資金を作る一番早い方法は「稼ぐこと」ではなく「固定費を浮かせること」です。
僕はまず家計簿アプリの「マネーフォワード ME」を導入し、銀行口座とクレジットカードをすべて連携して見える化しました。そこで分かった現実をもとに、以下の見直しを一気に行いました。
- 携帯キャリアを大手から格安SIMに変更(月々約6,000円浮いた)
- 入ったまま放置していた保険の保障内容を見直し
- 自動車保険の見直し
これで年間約10万円近くの「副業に使える軍資金」が浮きました。
浮いたお金で副業に必要な書籍を買ったり、FXの検証ツール代に充てたり、新NISAでの少額積立に回したりしています。
お金の「資産」と「負債」の考え方を身につける上では、定番ですが『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』という本が一番勉強になりました。「家計簿の数字=我慢の記録」ではなく「未来を作るリソース」だと考え方が一変するので、未読の方は絶対に一読をおすすめします。
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ステップ2:1日30分だけ「未来の自分」に投資する
現状が把握できたら、今日から「1日30分だけ、会社の仕事以外の行動をする」というルールを決めてください。
「毎日2時間勉強する!」と気合いを入れると、疲れている日にすぐ挫折します。30分なら、仕事終わりで疲れていてもなんとか作れる時間です。
具体的な30分のアクション例
- 副業やお金に関する本を10ページ読む
- 家にある不用品を1つメルカリに出品する(写真を撮るだけでもOK)
- FXのデモトレード口座を開設してチャートを眺める
- 副業の解説動画を1本だけ見る
大事なのは量ではなく、「会社の給料以外で自力で1万円を稼ぐための行動を、今日30分できたか」という習慣化です。
ステップ3:スマホのメモ帳に「1行だけ」事実を記録する
行動したら、iPhoneやスマホのメモアプリに「やったこと」だけを1行で記録していきます。
Plaintext
〇月〇日:自分の自由時間(2時間)と固定費の無駄をメモに書き出して可視化した
ここでのポイントは、「できた・できなかったの感情や評価を書かないこと」です。ただ「〇〇をやった」という事実だけを淡々と1行書きます。
1日の改善はたった1%かもしれませんが、この1行を1ヶ月、1年と積み重ねていくと、メモ帳にはあなたの「泥臭い努力の軌跡」が残ります。
会社で嫌なことがあった日も、その1行を見るだけで「自分はちゃんと未来のために進んでいる」と思えるようになります。
まとめ:今日すぐやるべき「3つのチェックリスト」
副業で自力で月1万円を稼ぐためのスタートラインは、特別な才能でも、怪しいノウハウでもありません。「泥臭く自分の現在地を直視すること」です。
今日、この記事を読み終わったら以下の3つをすぐにやってみてください。
- [ ] スマホのスクリーンタイムを見て、無駄に使っている時間をメモする
- [ ] 家計簿アプリ(マネーフォワードMEなど)をダウンロードして固定費を確認する
- [ ] 今日の行動をスマホのメモ帳に「1行」記録する
会社の終身雇用や先輩の背中に怯えるのはもうやめて、自分の足で一歩を踏み出していきましょう。
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